バーンアウト症候群になりやすい人は、いくつかの共通する特徴があります。1つ目は、真面目で仕事熱心な性格です。使命感が強い人や理想が高い人、また完璧主義の人なども、仕事に対して集中して取り組むことによって消耗を続けてしまい、結果的にバーンアウトになりやすい傾向があります。
2つ目は、理想と現実のギャップを受け入れにくい人が挙げられます。年を取った人よりも若い人、また仕事の経験値が多い人よりも低い人の方が、自分が持っていた理想と現実とのギャップを受け入れられず、できるだけ理想へ近づけようと努力をするためにバーンアウトしてしまいやすい傾向があります。
3つ目は、個人の性格ではなく環境的な要因です。例えば、達成することが難しいほどの厳しいノルマを課せられている職場や、長時間労働を求められるような職場だと、そこで働く人はバーンアウトしやすい環境にあると言えるでしょう。4つ目は、自身の意見や考えを反映しづらい職場で働く人です。職場の中には、自律性が求められない環境だったり、職務範囲が不明瞭で自分の職務を理解しづらい環境などもあります。そうした所では社員は悩みを抱えやすく、バーンアウトにもなりやすい傾向があります。
5つ目は、生活に不満を抱えながらも頑張らなければいけない人です。例えば仕事が自分に合っていないとか、お給料が少なすぎるとか、頑張りが給料に反映されないといった慢性的な悩みを抱えながらも精一杯頑張らなければいけない職場環境だと、バーンアウトしやすいかもしれません。